新聞批判:「社会の木鐸」を斬る

それゆゑ、私もここで知的誠實を重んじ、敢て誤解を招くやうな事を言ふが、私は正直、例へば朝日新聞の左傾に屡々立腹すると同時に、朝日の左傾を嘆いて原稿用紙の升目を埋めてゐるだけの言論の安直にも屡々苛立つのである。朝日新聞の左傾を嘆く事は、そのまま道徳的善事なのではない。即ち、道徳的にいかがはしい人物であつても、對立するイデオロギーを批判しうるのであつて、これを要するに、イデオロギーと道徳とは簡單に繋がらないのである。

コンテンツ

新聞關係の記事。

日記

言葉 言葉 言葉について

「新聞批判」は言葉 言葉 言葉の周邊サイトです。